2021年8月

ホームページを作成したり、あるいは、リニューアルしたりする際に、何から手をつけていけばいいのかわからない？といったケースもあります。 ホームページの作成やリニューアルの際に、気を付けておいたほうが良い点について、下記にポイントを整理しました。 事業コンセプトを明確にする 大切なのは、「自社の事業コンセプトに沿ったサイト」を設計していくということです。 例えば、不動産会社を例にすると、「地域密着型の営業スタイル」の場合、そのことがひとめでわかるようなサイトを作成すべきです。トップページでの訴求はもちろん、コンテンツ（ホームページに記載する内容についても、その地域に特化した情報を詳しく掲載していくとよいといえます。そうすることで、他社との差別化につながります。他にも、空き家管理のサービスや、相続対策の為のネットワークにも強みがある不動産会社ということでしたら、そういったページも用意するように設計していくことになります。 あるいは、収益物件を中心に扱っている会社もあるでしょう。その場合は、そのコンセプトに沿った内容のホームページを作っていきます。 それぞれのケースによって、ホームページの構成も変わってきます。 ですので、ホームページを作成、リニューアルする際には、まず、自社の営業コンセプトを明確にすることが大切になってきます。 記載する内容（コンテンツ）について コンセプトが決まったら、伝えたいテーマに沿ってページの構成と具体的な掲載内容を考えていきます。 ページ構成は、本の目次みたいなものですので、手書きでもよいので、書き出していきます。 設計の段階では、物件をどういった「カテゴリー」で分類しておくかについて考えておきましょう。 また、トップページにそのカテゴリー毎のメニューを設けることで、検索しやすくなります。 また、信頼できる会社であることをしっかり伝えるため、会社の紹介代表者の紹介は、丁寧に記載したほうが良いと言えます。更に、お客様からのお声などもあると信頼感が増します。 その他、アピールしたい内容のページを用意すると良いでしょう。それらのページにも、わかりやすい箇所に問い合わせページへのリンクを配置します。また、問合せを増やす為には、コンテンツを問合せにつながるような内容を意識して文章を作ると良いでしょう。 また、記載する内容については、良い面はもちろん、注意点やデメリットも必要に応じて記載していきしょう。そうすることで、信頼感も増します。 ですので、各ページについては、 ・どのようなスタンスで取り組んでいるのか ・具体的な事例、実績 ・注意点など ・お客様の声 ・依頼する際の流れ ・費用についてといった項目を記載していくと良いでしょう。 デザインと構成 ホームページのデザインは、概ね、パターンが決まっています。つまり、画面の上から ・タイトル ・メニュー ・スライドメニュー（無い場合もあります） ・物件情報（新しいものから、ピックアップ物件など） ・お知らせ ・その他のコンテンツメニュー（各種ページ） ・フッター（一番下の箇所。ここにも、メニューがあります。） ・横のメニュー（カテゴリー検索など）といった内容です。 それぞれに、どこにどのような要素を組み込んでいくかの構成を考えていくわけです。 例えば、「お問い合わせ」のアイコンは目につく箇所に置いたほうが良いですし、ページ上に戻るボタンも常に表示されれいると便利です。 また、「近年は半数近くがスマートフォンからの閲覧と言われています。ですので、スマートフォン向けのデザインにも対応しておく必要があります。 全体の仕上がり感に関しては、すっきりとしたデザインに仕上げる為に、サイト全体のバランスを考慮して、 ・色の使い方 ・イラストや写真のクオリティー ・コンテンツの配置 ・文字の修飾などいくつかの視点なありますが、レベルの高いサイトを目指す際は、専門のデザイナーのいる会社に制作依頼する形になります。その際は、その会社の実績を確認して、完成イメージのテイストと合致しているか、作成費用と予算面をチェックする必要があります。 SEO SEOとは、グーグルやヤフーなどの検索サイトで、上位に表示される為の対策のことです。正確には、「検索エンジン最適化（Search Engine Optimization）」と言います。つまり、ホームページを作っただけでは、見に来てもらえませんので、見に来てもらう為の効率的な方法として検索エンジンを活用します。例えば、「エリア名 ＋ 新築」といったキーワードで検索した時に、結果ページの上のほうに表示されることを目指します。 対策の方法としては、主に、 ・ホームページの内部対策 ・外部対策 ・Googleへのサイト登録があります。 内部対策としては、検索エンジンが認識、評価しやすいような作り方をするというものです。検索エンジンが正確に何を評価しているのかは、Googleの検索品質評価ガイドラインなどを分析して対策をたてています。 外部対策としては、優良なサイトからのリンクを増やしたり、スピードの速いレンタルサーバーを使うなどです。 Googleへのサイトへの登録も必要です。自動で登録される場合も多いですが、もし、新規のサイトなど未登録の場合は、Google Search Consoleというサイトを活用します。 SEO対策については、いろいろな情報があり、中にはブラックなものもありますので、注意しましょう。 まとめ ホームページを作成する上でのポイントとしては、主だったものは上記のような項目になります。ただ、それ以外にも、細かい点もたくさんありますが、基本的な部分を押さえておけば、あとは、運用する中で修正していくという考え方もできます。いずれにしても、ホームページの場合は、印刷物とは違って、更新していくとが重要になってきますので、定期的に改善をしてく前提で作成することが大切と言えます。