Emotet(エモテット)取引先の名を語る「ウィルスメール」に注意!!

Emotet(エモテット)取引先の名を語る「ウィルスメール」に注意!!

2022年6月19日
スタビジ

取引先の名前を使ったウィルスメール、
 Emotet(エモテット)
について知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


スタビジ

Emotet(エモテット)という「ウィルスメール」についての内容と対応策を紹介しています。

スタビジ

会社に届くメールの中に、
 取引先の名を語る「ウィルスメール」
が届くことがあります。

実際の取引先の名称が使われていますので、うっかり開封してしまうリスクもあり、注意が必要です。

結論からいいますと、
 添付されているワードなどのファイルの「マクロ」から感染
 あるいは、
 記載のURLのダウンロード先から感染
します

ですので、 Office系のドキュメントの場合、マクロを有効にしてはいけません
(「コンテンツの有効化」ボタン、「編集を有効にする」ボタンを押してはいけません)

同様に、文面中のURLをクリックしないようにしましょう。

2022年3月9日に、
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター
から注意喚起の開示がありましたので、ここでは、ポイントのみご説明します。

情報処理推進機構(IPA)の「Emotet(エモテット)関連情報」に関する情報です。
www.ipa.go.jp
スポンサーリンク

Emotet(エモテット)とは、

スタビジ

Emotet(エモテット)の特徴は、
 実際に取引のある企業名
 や、
 過去の取引の文面が引用
されているという点にあります。

これは、
 既に、攻撃済みの企業のPCから入手した情報
をもとにメールが作成されていることに起因します。

また、メールに件名に、例えば、「請求に関する文言」などを使って、メールを開くように誘導してきます。

Emotet(エモテット)のメール内容事例

スタビジ

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンターのページから、
実際のEmotet(エモテット)からのメールの事例
をみていきましょう。

※各画像は、「独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.htmlからの引用です)

添付ファイル型のメール

ワードなどの添付ファイルがついています。
件名には、請求に関する文言などが使われ、本文にも、
 実際の取引先との過去のメール文
が引用されています。
※実際の過去のメールは、既に、ウィルスメールに感染した取引先のPCから流用されます。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

URL記載型

本文に、URLが記載されており、そこをクリックさせることで、ウィルスを感染させようとします。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

Zipファイル添付

zipファイルが添付されるケースもあります。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

文面例

請求に関する文面で、添付ファイルの開封を誘導するような内容になっています。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

下記にような文面もあり、その時の時勢に応じた文面が使われます。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

文面自体は、下記のような不自然な文章が使われるケースが見受けられます。
ただ、不自然さがあまりない場合もあります。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

添付ファイルを開いた際に、「マクロ」は有効にしない

万が一、添付ファイルを開いてしまった場合でも、
 「コンテンツの有効化」ボタン、「編集を有効にする」ボタン
を押してはいけません。

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

まとめ

スタビジ

このてのウィルスは、手口を変えて攻撃を仕掛けてきます。
ですので、不自然なメールはひらかずに、削除しましょう。

特に仕事で使用しているPCで感染してしまうと、Emotet(エモテット)のように、取引先に、自社名を語るウィルスメールが届いて、迷惑をかけてしまいますので、要注意です。

また、このEmotet(エモテット)以外にも、他のパターンのウィルスメールがあります。不自然なメールは開かずに、削除するようにしましょう。

PCにセキュリティーソフトを入れておられない場合は、ウィルスバスターを設定しておくと安心です。


スタビジ