会社設立、法人設立時の「会社ホームページ」を作成する際、自社で対応する場合、
テンプレートを使って簡易に作成する
という選択肢があります。
その場合の注意点について説明しています。
テンプレートと呼ばれるデザインパターンが予め決まっている仕様のものを使えば、制作コストを抑えることができます。
特に、会社設立、法人設立時のホームページの制作では、コストを抑えたい事情もあります。
ホームページのテンプレートとしては、大きくわけると、下記の3つがあります。
1.HTMLテンプレート
2.CMS(コンテンツマネジメントシステム)向けのテンプレート
3.サービス会社独自のテンプレート
それぞれについて説明していきます。
1.HTMLテンプレート
HTMLとはホームページに表示させるための記述言語のことです。
このHTMLの状態のテンプレートを使用する方法があります。
例えば、下記のようなサイトで無料のHTMLテンプレートを入手できます。
■無料レスポンシブHTMLテンプレート
但し、内容を変更、修正する際に、
・HTMLの知識が必要
・作業を効率的に行う為にHTML編集用ソフト(有償)を使用する場合が多い
・問合せフォームやサイト内検索機能を付加する際に、プログラムの知識が必要
といった注意点があります。
ですので、結構、手間がかかってしまいます。
2.CMS(コンテンツマネジメントシステム)向けのテンプレート
ブログをつくるような形で、ホームページを運用することができます。
その際は、
CMSと呼ばれるコンテンツマネジメントシステム
を使用します。
代表的なものに、
ワードプレス(wordpress)
があります。ワードプレス(wordpress)の本体は無料で使用できます。
こういった人気のあるCMSには、無料、有料を含め、多くのテンプレート(テーマと呼ばれる)があります。
CMSは、レンタルサーバーに設定(インストール)して使用します。レンタルサーバーの中には、簡単に設定できる仕様のものもあります。
サーバーにワードプレス(wordpress)を設定(インストール)した後は、CMSの管理画面でテンプレートを含め、サイト内の各種設定を行う手順になります。ワードプレスのテーマは、下記サイトで確認できます。
個人のブログ向けの他、企業のホームページにも使えるデザインもあります。
会社向けにも使えるもの、あるいは、ブログ用を会社向けにもカスタマイズして使えるものを選びます。
また、
・SEO対応
・スマートフォン対応(レスポンシブ)
・検索機能(物件検索)
・レイアウトなどデザイン面の拡張性
もチェックして選択すると良いでしょう。
プラグインという後付けの機能で対応できるものもありますが、あまりプラグインを多く使うと、
・表示が遅くなる
・どのプラグインを使えばいいのかを調べるのに手間がかかる
・テンプレートと相性の悪いプラグインもある
などのデメリットもあります。
例えば、SEO対策が予め設定されているテンプレートですと、有料でも、SEOの設定方法を調べたり、設定自体の手間が省けます。
また、あとでテンプレートを変更することも可能ですが、その際に、文字修飾やオリジナルのボタンなど
そのテンプレート独自の設定箇所
を移行することはできませんので、注意が必要です。
また、有料のテンプレートを選ぶ場合、追加オプションが別料金の場合もありますので、チェックしておきましょう。
有料のテンプレートの場合、
1ライセンスの購入で複数サイト使える
ものや、
サイトごとに費用が発生する場合
など、ライセンスの形態が異なりますので、あわせて確認する必要があります。
デザインの好みと機能面、価格など総合的に判断して検討しましょう。
もちろん、無料のテンプレートでも良いものもあります。
3.サービス会社独自のテンプレート
Wixや、JImdoなど、最初からテンプレートを用意して、そこから選択するサービスの場合、それぞれのサービス提供会社独自のテンプレートになります。
その場合、
シンプルなものが多いので、機能面の拡張性(絞り込み検索など)が難しい場合が多いです。事前にチェックしておく必要があります。
【参考】
■ペライチ [日本]■関連ページはこちら ▼

以上、ホームページ テンプレートについての説明でした。