会社のホームページの中でも、
不動産会社のホームページ
は、競争も多く、SEOで検索順位を上げていこうと思っても、業界的にも、
激戦区
と言えます。
実際、検索をかけると、アットホームやスーモ、ホームズなどの大手サイトや、リハウスなどの大手企業が上記にきます。
それでも、エリアを限定して、なるべく上位を狙いなどの対策が必要となってきます。
それには、
物件の掲載量
と
役立つ情報、且つ、差別化された情報
を掲載するかが大きく影響してきます。
ホームページを作成した後、そういったことを意識して運用することによって、
反響の有無
も大きく変わってきます。
不動産会社にとって、反響数は売り上げの数値に大きく関わってきますので、重要なポイントと言えます。
主だったポイントとしては、下記のような点があります。
・物件情報のアップ
・お問い合わせ対応(その後のフォロー含む)
・継続フォローのしくみ
・関連情報などその他のページの拡充
また、物件情報については、
・どのような文章を書くか
についても重要になってきます。
下記に、順に説明していきます。
■物件情報について
毎日掲載物件がある訳ではないので、その都度の作業になります。
先物物件に関しては、物元会社に掲載確認が必要となります。
面倒な作業にはなりますが、OKをとって掲載していくと掲載物件も増えます。
また、掲載時には、物件の基本情報だけでなく、
その物件を実際に見られた際の感想(コメント)
をわかりやすく文章化しましょう。
そうすることで、会社、担当者に対する信頼感にもつながります。
また、不動産の購入が始めてのお客さんも多いので、専門家の視点でのわかりやすいコメントが貴重です。
また、トップページのわかりやすい箇所には、
「新着物件」
のカテゴリーを設けて、新規に物件を追加した際に表示することで、リピーターのユーザーが、新着情報をチェックしやすいようになります。
■お問合せ対応について
対応内容、要望、見込み度ランクなどの情報をデータ化し、ステップアップする活動を行っていくことになります。
顧客情報は、貴重な資産ですので、決められた基準以上の見込み度のお客様の情報は、その都度整理して残して、共有化しておきます。
■継続フォローのしくみ
会員登録や、問合せをしてこられたユーザーへの、
新着物件メールの送付
など、継続的にフォローできるしくみも必要となります。
いわゆる、メールマガジン的なものになります。
送信に関しては、個人のメールを使用すると、誤送信などのリスクもありますので、一斉配信用のソフトを使用することをお勧めします。
■関連情報などその他のページの拡充
関連情報の追加更新も行っていくとサイトの充実にもなります。
例えば、「売却相談」があった際の状況をブログ的に記載しても良いです。その際は、そのページの下に、売却のご相談の問合せフォームを忘れずに設置しておくと良いでしょう。売却をお考えの方がその記事をみて、ネット経由での相談がはいる可能性もあります。
ページを充実していくことで、SEOにも効果があり、内容に記載されているキーワードでのサイトへの集客が見込めます。

■物件紹介の文章について
物件紹介のページを書く際に、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。
その目的から考えると、物件の基本情報はもちろんのこと、
その物件の良い面、注意点がわかること
その物件に関心のあるお客さんからの問い合わせにつながる
ということになります。
具体的な物件紹介については、基本情報の他に、
・ロケーション(交通面、近隣の商業施設、地域特性、ハザード情報、学区など)
・周辺環境(騒音、日照、大型施設、工場など)
・立地(接道、土地の形状、日照など)
・外構(駐車場、擁壁など)
・建物(リフォーム、傷みがある箇所、構造上の点、間取り、設備など)
・その他(地区計画、告知事項など)
など、実際のその物件を見られたり、調査されたりした際に気づかれた点のうち、特に伝えたほうが良い点をわかりやすく記載します。
収益物件であれば、投資家目線でのコメントもあると良いでしょう。
また、良い面だけでなく、デメリット面があれば表現に注意しながら記載することで、信頼感にもつながります。
また、
「〇〇についての内容は、お気軽にお問合せください」
あるいは、
「〇〇についての無料の資料を用意しています」
といったように、お客さんのアクションにつながるような内容が望ましいです。
文章を作成する際の注意点として、禁止されている不当な表示がありますので、気をつけましょう。
また、物件情報以外の各種情報ページを充実させていく際は、SEO的には、
ひとつのページには、テーマ(キーワード)を絞って文章を記載する
と良いでしょう。
つまり、ひとつのページ(記事)に複数のテーマを記載すると、キーワード検索の対象になりづらいということです。
例えば、極端な場合、ひとつのページに、「売却相談」と「賃貸物件」の2つの内容を記載すると、SEO的にはキーワードでの検索がしづらくなってしまいますので、気をつけましょう。
最後に、サイトの運営方針にもよりますが、
その物件情報のページタイトル
についても工夫しても良いでしょう。
物件に特徴的な部分があれば、物件のタイトル(件名)に、キャッチーなタイトルをつけると、興味を引きます。
「R不動産」の件名の表現が参考になります。ただ、あまりに尖った表現だと、一般的な物件をお探しのお客さんだと引いてしまいますので、無理のないような表現に抑えたほうが良いです。
以上、不動産会社のホームページの運用についてでした。