ホームページ移転(サイトの引越し)が必要な場合があります。
よくあるパターンが、
・ドメインをそのままでレンタルサーバーを変える
ケースです。
サーバーが遅い場合などに、引越しをすることがあります。
その他に、
・ドメインの変更
・httpからhttpsへの変更(サイト全体のセキュリティーを高める)
があります。
移行の際には、しっかり手順を踏んでおかないと、SEOに影響を及ぼすことがあります。
せっかく、上位表示されていたサイトの順位が下がるようなことの無いようにしなければなりません。
今は、
サイトの引越しを代行する専門の会社
もありますので、そこに丸投げする方法もあります。
ただ、その場合もホームページ移転する際の手順は理解しておいたほうが良いでしょう。
下記に手順について説明します。
目次
ドメインをそのままでレンタルサーバーを変える
1.移転先のサーバーの用意
先に、移転先のサーバーの申し込みをしておきます。
2.ドメインの設定
引越し先のサーバーにドメインの設定をします。
3.データ移行
引越し先のサーバーにデータを移行します。
静的なデータ(画像データやファイルのみ)の場合は、FTPサーバーというものを使用してデータを移行します。
また、ワードプレスを使用している場合は、プラグインの中に、データ移行ができるものもあります。
データーベースを利用している場合は、データベース間のデータ移行がありますので、手間がかかります。
4.DNSサーバーの設定
DNSサーバーは、ドメインネームシステムサーバーです。
ドメインを契約している先の管理画面から、新しいサーバーの情報を設定します。
一般的に反映期間は、最大で72時間かかると言われています。
ですので、すくなくともその間は、新旧のサーバーの両方が見られる状態にしておく必要があります。
※新しいサーバーでのメール設定
新しいメールの設定も行いますが、DNSサーバーが浸透するまでの間は、旧サーバー側でメールが届く可能性もあります。
浸透するまでの間は、両方のサーバーを併用したほうが安心です。
おおまかな手順は、上記にフローになります。
ただ、データ移行に箇所で、
静的なホームページの場合
であれば、作業としては比較的容易ですが、
データベースを使用しているサイトの場合
は、移行先にもデータベースの設定とデータのインポートが必要になり、専門的な知識を要します。
ですので、その場合は、詳しい会社に依頼する必要があります。
また、ワードプレスを使用している場合は、データ移行のプラグインがありますので、それらを使用することで簡単な手順で引越しができます。
(参考)All-in-One WP Migration

・ドメインの変更
・httpからhttpsへの変更
上記の変更のケースでは、
リダイレクト設定
が必要になります。
リダイレクトとは、
旧URLのページにアクセスした場合、新しいURLのページに転送させる
設定です。
これをしないと、これまでのSEOの効果がなくなってしまいます。
つまり、検索エンジンが引越し先の各ページを、全く新しいページとして認識してしまうことになってしまいます。
リダイレクト設定をして、SEO評価を引き継ぐようにしましょう。
リダイレクト設定は、.htaccessというファイルで設定することができます。
その他にも、
・PHPを使ったリダイレクト
・JavaScriptを使ったリダイレクト
・HTMLのmetaタグを使ったリダイレクト
がありますが、設定の手間などを考慮すると、.htaccessファイルでの設定がお勧めです。
もしくは、ワードプレスをお使いの場合は、
ページごとに、リダイレクトできるメニューがあります。
=補足=
サイト引越し(サーバー移転)の専門の会社もいくつかあります。
依頼する際には、サーバーへのログイン情報など大切な情報を預けますので、慎重に選定しましょう。
また、レンタルサーバー会社で移行のサポートをしてくれる場合もありますので、チェックしておきましょう。
参考)サーバー移転サポートの会社
株式会社エンクリエイト サーバー移行サービス

サイト引越し屋さん

参考)ConoHa WINGお乗換えガイド
ConoHa WINGの場合、ワードプレスのサイトの場合、比較的簡単に移行ができます。
お引越しの全体の流れも下記ページが参考になります。
以上、サイトの引越し(サーバー移転)についての説明でした。