
freeeを使用しての
法人の決算申告
について、知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
freee法人の決算申告時の処理について、注意点なども含めて、忘備録的に整理しています。

freeeでの
法人の決算申告の処理
について、忘備録的に整理しています。
法人の決算申告について

法人の決算申告に関しては、手順としては、
決算処理
と、
申告処理
を行うことになります。
決算処理
決算処理に関しては、毎月、しっかりと経理処理をしていれば、処理自体は、そう時間がかかるものではないのですが、実際は、後回しになってしまいます。
ですので、まずは、毎月処理を行うところから始めます。
そのことを踏まえて、決算処理の前の注意事項としては、下記のような事項があります。
節税対策
黒字予想の場合には、
必要に応じて、事前に節税対策を行うかの検討
をしておくということです。
ネットを見ると、中小企業の一般的な節税対策の情報がありますので、事前に参考にしておくと良いと言えます。
例えば、
中小企業向けの共済
などがあります。
経理のミスのチェック
また、毎月の経理処理をしていたとしても、細かい間違いが発生している可能性もあります。
freeeの場合は、
決算前にミスがないかをチェックするアプリ
があります。
決算サポートアプリ
類似した科目、金額の2重計上の可能性がある事項についてもチェックしてくれますので、便利です。
銀行口座の同期チェック
また、銀行口座に関しては、ネットバンクの場合は、同期処理がなされますので、差異が発生することは稀です。
ただ、ネットバンクではない場合は、注意が必要です。
ネットバンクではない場合は、
明細の登録
と、
仕分け登録
の2つのステップを踏む必要があります。
これは、freeeの仕組みに関わってくることです。
freeeの場合、基本、
「明細」「取引」「仕訳」
という流れで記帳することになります。
ですので、ネットバンク以外の銀行口座の場合は、
先に明細の登録
をする必要があるわけです。
明細のデータは、手動で一括でアップロードすることができます。
下記にその手順が記載されています。
下記のアイコンの箇所から、所定の様式のデータ(CSV)アップロードします。

明細の登録をした後に、仕分け登録をするフローとなります。
この手順を踏まないと、チェックアプリの口座の同期のチェックで、エラーがでてしまうことになります。
また、「freeeの仕分けの考え方」については、下記サイトにわかりやすい説明がなされています。
申告処理
法人の申告処理に関しては、
税理士さんに依頼する
もしくは、
自身で行う
という選択肢になります。
freeeの場合、有料の法人申告のサービスがありますので、手続きに関わるコストも抑えることができます。
申告の全体の流れは、下記ページに説明があります。
freee申告 法人税申告ガイド
また、実際の処理に関しては、黒字決算の場合と、赤字決算の場合、また、繰越欠損金の有無によって、若干、手順が変わってきます。
それぞれに関して、下記ページに記載があります。
設立初年度 黒字法人向け
https://go.freee.co.jp/rs/548-BFM-800/images/ctax-handbook-surplus-1.pdf
設立初年度 赤字法人向け
https://go.freee.co.jp/rs/548-BFM-800/images/ctax-handbook-deficit-1.pdf
【繰越欠損金なし】設立2年目以降 当期黒字法人向け
https://go.freee.co.jp/rs/548-BFM-800/images/ctax-handbook-surplus-2.pdf
【繰越欠損金あり】設立2年目以降 赤字法人黒字法人共通
https://go.freee.co.jp/rs/548-BFM-800/images/ctax-handbook-surplus-3.pdf
【参考】【法人】法人税の確定申告を行う
まとめ

法人の決算申告は、
決算月から2ヵ月以内
に行う必要があります。
経理処理は、慣れていないと面倒な為、結局、後手の対応になってしまうことが多いのが実情です。
ただ、そうなると、決算処理も大変になってきますので、なるべく、定期的にしっかりと処理をすることが望ましいと言えます。
もしくは、税理士さんの記帳代行も依頼する方法もあります。
ただ、小規模の事業者の場合は、コストパフォーマンス的に、自社で行ったほうが良いということも言えます。
今は、freeeのような便利なサービスもありますので、有効に利用することでコスト面のメリットもあります。
小さい会社の経理に関しては、下記の書籍も参考になります。ご参考までに。
以上、freee法人の決算申告時の処理についての忘備録でした。
