
経営計画書を作成予定だけど、
作り方のポイント
があれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
経営計画書の作成は、ちょっと面倒です。ただ、本来は、しっかりと事業構想を練る為には、必要なものです。また、銀行の事業融資の際にも、必要となってきます。
本ページでは、経営計画書の作成のポイントについて、わかりやすく解説しています。

金融機関で事業資金の融資を受ける場合は、
経営計画書(事業計画書)
を作成する必要があります。
正直、計画書を作成するのは、面倒な部分があります。
実際、中小企業の場合、
中期的な経営計画書をしっかりと作成している会社
はどれくらいあるのでしょうか。
中小企業庁 経営計画の策定状況等について(2016年時点のデータです)
逆にいうと、約36%の法人は、経営計画をつくったことがない状況です。
ある意味、それでも、事業がなりたっているという面もありますが、やはり、
中長期的な事業の方向性
を考える上では、
経営計画書(事業計画書)
を作成して、定期的に見直していくと良いと言えます。
少なくとも、銀行からの融資を予定されている場合は、
経営計画書(事業計画書)
は、必要となります。
また、融資目的の計画書であっても、事業の方向性を整理する良い機会となります。
ちなみに、松下幸之助さんは、昭和31年の時点で、
「5ヵ年計画」
を発表されています。
5ヵ年計画も先見的な感じがしますが、さらに先見性があるのが、
事業部制の実施
です。なんと、昭和8年に実施されてます。
経営計画書(事業計画書)の作成ステップ

経営計画書(事業計画書)の作成時には、おおよそ、下記のステップで組み立てていきます。
経営計画書(事業計画書)の作成ステップ
それぞれの内容について、見ていきましょう。
事業のコンセプト、事業の内容を整理する
事業のコンセプト、事業の内容を整理する際には、下記のような点を明確にしていきます。
・どういった動機で、その事業を始めようとしているのか、
・どのような対象に対して、事業を行っていくのか、
・どのような商品やサービスを提供していくのか、
・どういったエリアで事業を展開していくのか、
これらを考えるのに、「5W1H」の、
Why
What
Who
Where
にあてはまて、考えていくと、整理しやすくなります。
事業計画書にも、
Why;事業の動機
What;商品、サービスの具体的内容
Who;誰に対して、商品、サービスを提供するのか
Where;どういったエリアで事業展開をするのか
を記載することで、事業内容を具体的にイメージすることができるとともに、金融機関の担当者も、事業の内容を理解することができます。
市場分析、競合分析を行う
事業をスタートして、継続的な経営を行っていく為には、
市場性があるか
とともに、
競合先に対する優位性があるか
ということも、重要なポイントになってきます。
市場性に関しては、社会情勢などにも影響しますので、そういった動向とあわせて、
そのマーケットを分析
することで、事業計画に説得力をもたせることができます。
また、競合先に対する優位性については、
SWOT分析
と呼ばれる手法が、一般的です。
これは、自社の強み、弱みなどの4つの視点で、事業性を客観的に分析、整理する手法です。
下記の、中小企業庁の「SWOT分析」に関するサイトが参考になります。
マンガで解説されています。
上記のような点を踏まえて、
どのような形で事業を優位に進めていくのか
を整理していきます。
これらは、5W1Hでいうところの、
How
に相当します。
スケジュール、数値計画、組織体制に落とし込む
最後に、事業の内容を、
スケジュール
数値計画
実行する為の組織体制
に落とし込むということをします。
スケジュールに関しては、もちろん、計画通りにいかないこともありますが、定期的に見直しを行うことで、
その精度を高めていく
ということを前提に計画化します。
これは、「5W1H」におけるWhenに相当します。
つまり、いつ、何を行うかをスケジューリングするということです。
数値計画に関しては、
売上げ
はもちろんのこと、
経費、利益
の見通しについて、中期的な計画を立案します。
組織体制に関しては、
スタッフと役割
を考えて、組織図を記載します。
少ないスタッフの場合は、役割を兼任することになります。
ここでは、誰が、どのような役割を担うのかを明確にします。
事業計画を策定する為のツール

事業計画書を作成する際には、真っ白な用紙に作成するのは、なかなか大変になります。
そんな時に、
ある程度、フォーマットに沿って策定できる
と大変、便利です。
下記に、事業計画書のフォーマットに参考になるサイト、書籍に関して、記載しておきます。
ドリームゲート 事業計画書フォーマット&参考資料付き
事業計画書作成のマニュアルがダウンロードできます。
非常にわかりやすいマニュアルになっています。(ダウンロード時には、会員登録が必要となります)
事業計画書の作成時には、「5W1H」ではなく、
「6W2H」
の視点で作成を進めるというフォームになっています。
経営計画つくるくん
独立行政法人中小企業基盤整備機構のソフトで、無料で使えます。
PCにはインストールして使用します。また、スマホ版もあります。
マンガのストーリーにそって、経営計画書をつくるような内容になっています。
マンガでやさしくわかる事業計画書
こちらも、マンガでのストーリー形式の本です。

マンガでやさしくわかる事業計画書
事業計画書もダウンロードできます。
その他の参考サイト
オンライン会計の弥生会計やfreeeのサイトにも、
事業計画書のつくり方
をわかりやすく説明しているページがありました。
ポイントがコンパクトに説明されています
■弥生会計 相手に必ず響く!事業計画書の作り方
■freee 事業計画書の書き方が分かる!
まとめ

経営計画は、状況にあわせて内容も変更するような場合もあります。
ですので、少なくとも、
定期的に、その内容を見直す
ということが必要となってきます。
また、中小企業庁のアンケートによると、事業計画書を作る際は、
商工会議所の指導員を相談して作成する
というのが、一番多いようです。
これは、
銀行融資、助成金、補助金などの申請書類に、事業計画書が必要な場合がある
という背景があると想定できます。
一人で考えるよりは、対話しながら進めると、作成しやすいという部分がありますので、状況に応じて、商工会議所や、商工会に相談しても良いでしょう。
ただ、その場合でも、
事業の内容、方向性については、ある程度、自身で整理しておく
必要があります。
なぜなら、事業の方向性は自分にしかわからないです。
事業の方向性を整理する為にも、上記に記載したようなツールを使って整理されることをお勧めします。
また、融資をうける場合は、金融機関によって、
事業計画書のフォーマット
が決まっている場合があります。
ですので、会社の事業計画書とは別に、金融機関向けの書面としては、先に、どんなフォーマットを使用するのかを確認しておくとよいでしょう。
以上、経営計画書(事業計画書)の作り方についての説明でした。


